防衛省、2016年度に石川県沖でXASM-3の実射試験を検討

防衛省、2016年度に石川県沖でXASM-3の実射試験を検討

ニュース画像 1枚目:F-2の左翼に搭載されたXASM-3、右翼はASM-2
© 防衛装備庁
F-2の左翼に搭載されたXASM-3、右翼はASM-2

防衛省は2016年度に、石川県沖の訓練空域「G空域」で、開発中の超音速空対艦ミサイル「XASM-3」の実射試験を検討しています。中日新聞が11月12日に報じました。

XASM-3は、2010年度から防衛省の技術研究本部(現・防衛装備庁)と三菱重工が開発を開始したミサイルで、F-2戦闘機などから発射し遠距離の敵艦船を破壊するものです。現在航空自衛隊が保有しているASM-1/2の飛翔速度が亜音速なのに対し、XASM-3はマッハ3と高速になり迎撃が困難な空対艦ミサイルになります。

実験はG空域海上に標的を浮かべて実射試験を行い、最終的には2015年に退役した護衛艦「しらね」を標的にしてミサイルの威力を確かめる模様です。

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