ボンバルディア、Cシリーズの開発遅延・受注不振で経営難に

ボンバルディア、Cシリーズの開発遅延・受注不振で経営難に

ニュース画像 1枚目:ポーター航空のCS100想像図
© Bombardier
ポーター航空のCS100想像図

カナダのボンバルディアが経営不振に陥り、地元のケベック州政府が資金援助を決めカナダ連邦政府にも援助を求めていますが、ジャスティン・トルドー新首相は態度を決めていません。救済案の行方がMRJに影響しそうと、毎日新聞が2015年11月13日付で報じています。

ボンバルディアの不振は、新しいCシリーズの開発が遅れ、しかも最大160席と大型なためボーイング737やエアバスA320と競合して、受注が伸びないためとしています。エアバスが支援を検討しましたが、協議は不調に終わっています。

また、カナダのCTV Newsは、ビリー・ビショップ・トロント・シティ空港の滑走路延長が暗礁に乗り上げ、これを条件にCS100を12機発注していたポーター航空がキャンセルした場合、さらにボンバルディアに打撃を与えると、11月13日に伝えています。トルドー首相は援助要請に対して、ボンバルディア自身による強力な再建案が必要と話しています。

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