イスラエル空軍は、滑走路や誘導路の両側に簡単な障害物(blockades)を設置することで、エンジンへの異物吸い込み事故(FOD)を80%も減少することに成功しました。公式サイトが11月24日付で紹介しています。
この障害物は、退役して現在予備役についているF-16パイロットが考案し、Airvrixという会社を設立して製品化したものです。画像で見ると、滑走路や誘導路の外からの石ころなどをブロックするように傾斜のついた低いフェンスです。弾力性のある素材で作られ、耐候性がありほとんどメンテナンスの必要がないとのことです。
これまで、ラモンとネバティム、ハツリム基地に設置されましたが、最もFOD事故の多かったネバティム基地で効果を発揮しました。他のイスラエル空軍基地やオーストラリアなどが関心を示しているようです。