ターキッシュ・エア、日本トルコ友好記念の「KUSHIMOTO」号を就航

ターキッシュ・エア、日本トルコ友好記念の「KUSHIMOTO」号を就航

ニュース画像 1枚目:ターキッシュ・エアラインズ特別塗装機を前にイラン・イラク戦争時の救出便の関係者が揃う
© ターキッシュ・エアラインズ
ターキッシュ・エアラインズ特別塗装機を前にイラン・イラク戦争時の救出便の関係者が揃う

ターキッシュ・エアラインズは2015年11月30日(月)、日本・トルコ合作映画「海難1890」の12月5日公開を記念し、特別機「KUSHIMOTO」号の着陸セレモニーを開催しました。セレモニーはイラン・イラク戦争中の1985年、戦火のテヘランに取り残された日本人たちを救出に向かった当時のトルコ航空のキャビンアテンダント、その機体で脱出に成功した日本人ビジネスマン、元日産社員の沼田凖一さん、現日産社員の高星輝次さんが対面しました。

映画「海難1890」はトルコと日本の強い結びつきを示す2つの史実を主題とした作品です。1890年、トルコの軍艦エルトゥールル号が日本で海難事故に遭遇し、和歌山県串本町の人々が多数のトルコ人乗客を救出しました。この95年後、1985年のイラン・イラク戦争では、孤立無援となった215名の日本人を、1890年の恩返しとトルコ航空が危険が迫る中、航空機を派遣し、テヘランからの救出便を運航しました。

ターキッシュ・エアラインズのアフメット・ハルン・バシュトゥルク副社長は、「1985年のイラン・イラク戦争時、DC-10を緊急派遣し215名の日本人を現地から救出いたしました。ターキッシュ・エアラインズとして、この重要な役割を担うことができたことを誇りに感じております。当時の機体デザインを施したこの特別機"KUSHIMOTO号”は、1890年にトルコ軍艦エルトゥールル号の乗組員が救出された和歌山県串本町にちなんで命名しました。100年以上前から続くトルコと日本の友好に寄与でき、30年前に大きな勇気と共に救出を果たしたスタッフと、その時の日本の方との大切な再会を非常にうれしく思っています」とコメントしました。

なお、このKUSHIMOTO号は今後、和歌山県に近い関空/イスタンブール線の定期便にも使用される予定です。

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