ユナイテッド航空、ワシントンD.C./ドバイ線を運休 米系の中東路線ゼロに

ユナイテッド航空、ワシントンD.C./ドバイ線を運休 米系の中東路線ゼロに

ユナイテッド航空は2016年1月23日、ワシントンD.C./ドバイ線を運休します。この路線はファースト8席、ビジネス40席を装備した777-200で、デイリー運航していますが、7年にわたり利益をもたらす路線でしたが、エミレーツ航空が同路線に参入、エティハド航空がワシントンD.C.に就航し、利益が目減りしていたと説明しています。

また、アメリカ政府との契約が不調に終わり、ジェットブルーがワシントンDC/ドバイ線でこの契約を引き継ぐことから、運休の決断に至ったとしています。ジェットブルーはワシントンDC/ドバイ線をエミレーツ運航便でコードシェアをしており、ユナイテッド航空はアメリカの軍人、アメリカの政府関係者およそ15,000人がアメリカの税金でエミレーツを利用すると批判していますが、この主張は認められませんでした。

アメリカと中東を結ぶ路線をめぐっては、デルタ航空もすでに2016年2月11日にアトランタ/ドバイ線を運休すると発表しています。ユナイテッド航空の発表とあわせ、アメリカ系航空会社の中東路線は無くなります。

デルタ航空が運休発表時、2008年と2014年のアメリカ/中東間の直行便の航空路線で、年間11,000席が増加し、いずれも中東の航空会社の提供と説明していましたが、これにより全ての供給座席は中東系の航空会社によるものとなります。

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