イルクートが開発を進めるMC-21の最終組立ライン 【動画】

イルクートが開発を進めるMC-21の最終組立ライン 【動画】

ニュース画像 1枚目:最終組立が進むイルクート MC-21
© Irkut Corporation
最終組立が進むイルクート MC-21

ロシアのイルクートが開発を進めているMS-21(MC-21)は現在、最終組立が進められています。ドイツのデュル・システム(Dürr Systems GmbH)が手がけた製造ラインの画像が公開されていますが、その動画も公開されています。

開発は当初の計画からずれ込んでおり、最新の計画の初飛行時期は2016年4月の予定です。2015年末までにはテスト飛行用の1号機、MC-21の組み立てが終了する見込みです。

MC-21の開発プログラムは、150席、180席、210席の3タイプで開発が行われます。180席クラスは、ボーイングの737、エアバスのA320が最も売れている航空機で、中国ではCOMAC C919が開発されており、ロシアもMC-21を投入し、欧米の主力機の牙城に食い込みをはかります。

なお、MC-21は航続距離5,500キロ、飛行速度850キロ、海抜3,000メートルの滑走路から離着陸ができるスペックで設計されており、MC-21はイリューシン・ファイナンス、VEBリーシングなどロシアのリース会社による150機超を主体に、180機超の確定発注を獲得しています。

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