アメリカとシンガポールは、2015年12月7日から12月14日まで、アメリカ海軍のP-8ポセイドン哨戒機を展開すると発表しました。
この展開は、両国間で1990年に結ばれた覚書と2005年に結ばれた戦略的枠組みにもとづいて行われ、アメリカ軍の存在を示しパートナー国と地域の安全・繁栄に寄与することを目的としています。
アメリカのアッシュ・カーター国防長官とシンガポールのウン・エンヘン(黄永宏)国防相は、ワシントンでの会談後の共同声明で、P-8の展開により、海洋安全保障に加えて災害派遣や人道支援活動でも地域の軍隊の相互運用性が高まるとしています。
また、共同声明では、シンガポールへのアメリカ海軍沿海域戦闘艦(LCS)の配備が成功しているとし、2014年12月に配備された2隻目のUSSフォートワース(LCS-3)に続き、2016年に3隻目、2017年末までには4隻目を配備することを確認しています。
派遣されるP-8の機数や所属部隊は明らかにされていません。