ボーイングは、2015年12月18日、アメリカ会計検査院(GAO)に、アメリカ空軍の長距離打撃爆撃機(LRS-B)選定に抗議する133ページの書類を提出しました。ボーイングとロッキード・マーティンのチームは、空軍の選定プロセスに重大な問題があったと判断し、抗議を継続しています。
LRS-Bは、アメリカ空軍の次世代戦略爆撃機で、長距離飛行能力とステルス性、有人/無人両方での運用能力を備えるとされます。この開発メーカには、ノースロップ・グラマンが選定され、10月27日に発表されました。
高価な爆撃機約100機の受注につながる開発計画ですから、ボーイングとロッキード・マーティンも決定を素直に受け入れる気はないようで、発表直後から抗議の声明を発表していました。