2016年の飛行機関連の話題は? 主なうごきのまとめ 新機種導入進む

2016年の飛行機関連の話題は? 主なうごきのまとめ 新機種導入進む

明けましておめでとうございます。2016年も航空に携わる全ての人たちに幸せな1年になるようお祈りいたします。

三菱航空機が開発を手がけているMRJは、2015年に初号機の初飛行を終え、2016年は2機目以降の初飛行とアメリカでの試験飛行に向けた準備時期となります。日本で期待を集める航空機の開発ですが、生みの苦しみが伝えられる中、安全性はもちろん、世界に広く受け入れられるリージョナル機となるよう、応援したいところです。このほか、世界の航空機メーカーでも次々と新たな機種の初飛行が控えています。

「初飛行」に関連するとことでは、2015年と目されていた防衛省が手がける先進技術実証機(ATD-X)の初飛行が2016年にずれ込んでいます。MRJの初飛行の舞台となった名古屋小牧空港での実施が期待され、再び注目を集めることでしょう。このほか、787の新たな派生系の787-10の組立が始まり、A350-1000は初飛行し、エアライナーの新たな時代を支える機種が登場してきます。

日本の航空会社でも、新たな機種の導入が進められるほか、新たな国際線の就航といった話題もあります。2016年も飛行機での旅行や撮影にワクワクする1年になりそうです。

<2016年中の主な動き>
2015年から変更 先進技術実証機(ATD-X)が初飛行
航空自衛隊、F-35初号機を受領予定 (アメリカでAX-1)
Cシリーズ、スイスインターナショナルエアラインズに初号機を納入
737 MAX初号機、「N8701Q」が初飛行
イルクートMS-21(MC-21)、初飛行
C919、初飛行
A350-1000、初飛行
787-10初号機、組立開始。2017年に初飛行、2018年に初号機納入
エアアジア・ジャパン、2度目の就航
フジドリームエアラインズ、セントレア就航を計画

<1月>
東京消防庁、エアハイパーレスキュー隊発足
LOTポーランド、日本路線を開設
エールフランス、747を完全退役
日本トランスオーシャン航空、737-800初号機を受領、2月から定期便に投入
<1月以降>
琉球エアコミューター、Q400ECを受領、ローンチカスタマーに

<2月>
天草エアライン、DHC-8-100を退役、ATR 42-600で運航開始
エンブラエル、E190-E2をロールアウト
春秋航空日本、国際線に就航 (成田発着、武漢、重慶線)

<3月>
松山空港、民間機就航60周年
岩国錦帯橋空港、民間機向け発着枠を増枠
ANA、777-300ERの「JA789A」を「BB-8 ANA JET」塗装で運航開始
カタール航空、関西/ドーハ線を運休

<4月>
関空、伊丹空港、関西エアポートが運営
JALグループ、客室乗務員を正社員化 (JAL、JTA、J-Air)
アイアン・メイデンの747-400、日本に初飛来

<5月>
伊勢志摩サミット開催、日本に各国の政府専用機が飛来へ

<6月>
仙台空港、事業運営が仙台国際空港に完全移管

<7月>
ハワイアン航空、成田/ホノルル線に就航、首都圏2空港に定期便開設

<夏>
中部国際空港、ドリームリフター・オペレーションズ・センター2「DOC2」がオープン
新千歳空港、JALのダイヤモンド・プレミアラウンジ新設

<12月>
川崎重工、777X前部胴体、中部胴体などの製造で新工場を竣工
富士重工、半田工場敷地内に777X向け中央翼組立工場を竣工 (2016年中)

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