空自T-4とC-130H、北朝鮮核実験で調査 6日は人工放射性物質の検出なし

空自T-4とC-130H、北朝鮮核実験で調査 6日は人工放射性物質の検出なし

防衛省は2016年1月6日(水)、防衛大臣指示と放射能対策連絡会議申合わせを受け、放射能特別調査を実施すると発表しました。北朝鮮が主張する「水爆」実験を受け、大気中の放射能じんと希ガス収集が目的で、百里基地のT-4、小牧基地のC-130Hが対応しています。

T-4は放射能じん収集を行うもので、西部空域、中部空域、北部空域などを飛行し、ゲルマニウム半導体検出器で測定します。C-130は日本周辺空域で高空のキセノンを収集、ガスフロー式比例計数装置でキセノン測定を行います。

1月6日にT-4が飛行、収集した大気から人工放射性核種は検出されなかったと、原子力規制委員会が1月7日付で発表しています。T-4は北部、中部空域で地上から約10キロ付近、西部では約3キロ付近で採取を行い、測定時間は28,800秒、8時間でした。

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