イベリア航空、10月から成田/マドリード線をA330MTOWで再開

イベリア航空、10月から成田/マドリード線をA330MTOWで再開

ニュース画像 1枚目:イベリア航空A330、画像はA330-300
© Iberia
イベリア航空A330、画像はA330-300

イベリア航空は2016年10月18日から、成田/マドリード線に就航すると発表しました。イベリア航空はウェブサイトで612ユーロから販売を開始しました。この路線は17年10カ月ぶりの再開となります。

成田/マドリード線は週3便で、成田発IB6800便が月、水、土、マドリード発IB6801便が火、金、日で、機材はA330-200を使用します。イベリア航空は「グローバル・エアライン」を目指しており、成田への就航で経済、観光の魅力高い国同士をつなぐとしています。

これにより、イベリア航空は日本とスペインを結ぶ唯一の直行便を開設することとなります。スペインでは、その食やフラメンコなど日本で人気が高いとし、2015年は1月から9月までの実績で前年の27%増となっていることも直行便再開の判断の一因となったとしています。今回の決定はイベリア航空の長距離路線の拡張戦略の一環で、成田線の開設とあわせスロット枠の確保を条件に、上海線の開設も決定しています。

スケジュールは成田発IB6800便が11時20分で、マドリード発IB6801便が13時20分で、11月1日以降は12時20分となります。機材はビジネス19席、エコノミー269席、計288席のA330-200です。

イベリア航空は1998年12月1日に成田/マドリード線を運休して以来、幾度となく再開の噂があり、2015年8月には同社のプレスリリースで日本路線の再開を検討することを明らかにしていました。

同社は成田線、上海線の開設はアジア路線の拠点となるとし、同社のコスト構造の体質や収入増に取り組む変化があったとも述べていることから、1998年12月の運休の二の舞にはならない意思表明ともとれます。

今回、成田線に使用するA330-200は、A330neoと新型エンジンを搭載する機材が開発される前に改良型として提供された機体で、最大離陸重量242トンのA330-200 MTOW です。イベリア航空は2015年12月29日に1機目「EC-MIL」を受領し、今後13機を受領する予定です。

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