イタリア製主翼を組み込んだ最初のF-35Aが初飛行

イタリア製主翼を組み込んだ最初のF-35Aが初飛行

ニュース画像 1枚目:イタリア製の主翼を組み込んだF-35A「AF-88」
© Lockheed Martin
イタリア製の主翼を組み込んだF-35A「AF-88」

イタリアのフィンメカニカで生産された主翼を組み込んだ最初のF-35A「AF-88」が、テキサス州フォートワースで、2016年1月15日(金)に初飛行しました。

フィンメカニカ(旧アエルマッキ)はF-35計画における戦略的協力企業(co-supplier)のひとつで、主翼の生産はイタリアにおけるF-35プログラム最大のもののひとつです。計画では835機分の主翼を生産します。

フィンメカニカはカメリの最終組み立て検査(FACO)施設を運営し、主翼の生産のほかイタリア軍向けのF-35A/Bの最終組み立ても行っています。イタリア産業界はF-35関連で2015年4月までに8.26億ドルを受注し、最終的には99億ドル分の仕事がもたらされます。エンジン関係でも2,400万ドルを受注し、最終的に40億ドルになるとみられています。

F-35A「AF-88」は156機目のF-35で、各種の検査が終わり次第アメリカ空軍に引き渡され、ネバダ州のネリス空軍基地(AFB)に配備されて運用試験に使用されます。

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