みずなぎの西之島観測、地表に大きな変化なし 形状もほぼ変わらず

みずなぎの西之島観測、地表に大きな変化なし 形状もほぼ変わらず

海上保安庁は西之島付近の火山活動について2016年1月19日(火)、羽田航空基地所属MA722の「みずなぎ」で観測を実施、その状況を発表しました。

12月の観測と同様、火砕丘にある火口からの噴火は認められなかったほか、地表に新たな溶岩流、顕著な地形変化は確認できませんでした。熱計測で火口縁は50度前後でしたが、火口底は20度前後と、この結果も12月観測時と同様です。ただし、火山活動は継続しているとしており、付近の航行警報を通じて引き続き警戒が呼びかけられています。

1月19日時点の形状は暫定値で、東西が約1,900メートル、南北が約1,900メートルで12月と変わらず、面積は約2.63平方キロメートルと12月より0.01キロメートルの増加でした。この面積は噴火前の西之島の約12倍、東京ディズニーリゾートの約2.6倍、世界で2番目に小さい国のモナコ公国と比べ約1.3倍です。

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