航空自衛隊那覇基地、1月31日付で第9航空団発足

航空自衛隊那覇基地、1月31日付で第9航空団発足

2016年1月31日(日)、沖縄県の那覇基地で第9航空団(9WG)が新編成発足しました。航空自衛隊で新たに航空団が編成されるのは、1964年の第8航空団(8WG)以来です。

9WGは、那覇基地をベースとしていた第83航空隊が、尖閣問題などで中国機への対処が急増し、これまでの第204飛行隊(204SQ)だけでは足らず、福岡県の築城基地8WGから第304飛行隊(304SQ)を移動させ、2個飛行隊となったため9番目の航空団に昇格したものです。

204SQと304SQはともにF-15J/DJイーグルを装備する飛行隊で、那覇基地にはふたつの飛行隊を合わせて約40機のF-15が配備されることになります。また、第9航空団発足にあわせて部隊マークのロービジ/サブデュード化も実施され、204SQの鷲、204SQの天狗ともにグレーの目立たないものに変えられた模様です。

9WGの発足に続き、2016年度には宮崎県の新田原基地第5航空団の第301飛行隊(F-4EJ改)と茨城県の百里基地の第305飛行隊(F-15J/DJ)が入れ替わります。その後青森県の三沢基地第3航空団にF-35の飛行隊が編成され、F-2飛行隊1個が築城基地の8WGに移動する予定です。

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