戦後初の大型武器輸出として期待されるインドへの新明和US-2救難飛行艇輸出の件ですが、ハードな交渉が続いているようです。インドのEconomic Timesが2016年2月1日(月)付で報じています。
インド海軍は2017年から2022年までに、6機のUS-2を政府間契約で日本から輸入したいとしています。この契約では30%のオフセット(見返り)が求められ、新明和工業ではインド海軍の追加発注6機や海外からの需要に応えるため、インドに工場を建設することを提案している模様です。
インドでは2011年からUS-2導入を検討しており、両国首相の会談でも交渉を進めることが合意されています。インド海軍ではUS-2を捜索救難のほか災害派遣や人道支援に使用するとしています。このほかインドネシアやタイなどもUS-2に関心を示しています。