元シコルスキー社長でエアショーパフォーマー、P-51Dで墜死

元シコルスキー社長でエアショーパフォーマー、P-51Dで墜死

2016年2月6日、元シコルスキー社長のジェフリー・ピノ氏61歳が、アメリカ・アリゾナ州のマリコパで、P-51Dを操縦中に墜落、死亡しました。Reutersが報じています。

ピノ氏は2006年から2012年までシコルスキーの社長を務めた人物で、現在はXTIエアクラフトの副会長を務めていました。同社ではクラウドファンディングで集めた資金を元に「トライファン600」という6人乗りのVTOLジェットを開発しています。

ピノ氏は、1976年にアリゾナ大学卒業後陸軍に志願し、ヘリコプターのテストパイロットなどを務め、1985年にベルに入社しOH-58やAH-1Sの近代化プログラム・マネージャーや、地域担当マネージャーやディレクターを務めてセールス・マーケティング担当上級副社長までに登り詰め、2002年にシコルスキーへ転職、マーケティングと民間機担当の上級副社長などを歴任して社長となりました。

ビジネスとは別に固定翼と回転翼の検定教官パイロットでもあり、エアショーパフォーマーとしても知られていました。墜落したP-51Dは複座に改造された機体で、後席に同乗していた72歳の男性も死亡しています。

事故原因は不明です。

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