ボーイングKC-46A 2号機(EMD-4)が初飛行

ボーイングKC-46A 2号機(EMD-4)が初飛行

ニュース画像 1枚目:2016年3月2日に初飛行したKC-46A 2号機(EMD-4)、民間レジ「N464KC」を付けている
© Gail Hanusa, Boeing.
2016年3月2日に初飛行したKC-46A 2号機(EMD-4)、民間レジ「N464KC」を付けている

ボーイングは、KC-46A空中給油機の2号機「N464KC」が、2016年3月2日に初飛行したと発表しました。初飛行はエバレットのペインフィールドを離陸し、エンジンや操縦系、環境維持装置のチェックを行い、ボーイングフィールドに着陸しました。

ボーイングがアメリカ空軍から受注したKC-46の試作(EMD : Engineering and Manufacturing Design)機は4機です。EMD-1は2014年12月に初飛行した767-2Cで260時間以上飛行試験し、EMD-2が2015年9月に初飛行したKC-46Aで180時間以上飛行試験しています。今回初飛行したのはKC-46Aの2号機ですがEMD-4になり、順番が前後しますがEMD-3の767-2Cは2016年後半に飛行試験を開始します。

「2機目のKC-46Aが飛行試験に加わることは、試験が次の段階へ移行するのにたいへん重要だ。2号機は当初ミッション・システム・アビオニクスや外部照明の試験に使用され、その後1号機とともに空中給油の試験に使用する」と空軍のKC-46システム・プログラム・マネージャーのジョン・ニューベリー大佐が話しています。

KC-46Aは767-200をベースにした次世代の空中給油機で、アメリカ空軍は179機を導入する計画を立てています。航空自衛隊もKC-767Jに追加するかたちで4機を導入します。

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