BAEシステムズは、2016年3月22日と3月23日にアメリカ・カリフォルニア州サクラメントで開催される「アエリアル・ファイアファイティング・インターナショナル 2016」に、BAe146/Avro RJ消防機を出展します。
BAEシステムズは、BAe146/Avro RJ消防機を採用したモンタナ州のネプチューン・アビエーション・サービス、カリフォルニア州のエア・スプレイと同じ場所にブースを置き、第3の顧客であるカナダ・アボッツフォードのコンエア・アエリアル・ファイアファイティング、その系列会社であるワシントン州のアエロ・フライト・ブースの隣に位置しています。
上記のコンエア/アエロ・フライトは7機のAvro RJ85、ネプチューンは7機のBAe-146-200、エア・スプレイは5機のBAe-146-200を保有しています。BAe146/Avro RJ消防機は、今まで使用されてきた古典機をリプレイスする次世代の消防機で、3,000ガロンの消火剤を搭載し速く飛行することができます。
現在アメリカ森林局(USFS)は、ネプチューンの5機とコンエア/アエロ・フライトの4機を独占使用する複数年契約を結んでおり、これは独占使用契約21機中9機がBAe146/Avro RJ消防機と約半数を占めています。また、必要に応じて使用するCWN(Call When Needed)契約でも22機中16機がBAe146/Avro RJ消防機となっています。
民間旅客機としては経済性に劣る4発機のBAe146/Avro RJですが、低空で高温の煙を吸う恐れのある消防機としてはこれが信頼性につながり、第2の人生で活躍しているようです。