人が搭乗できるドローン「ヴォロコプター」、ドイツで初有人飛行に成功

人が搭乗できるドローン「ヴォロコプター」、ドイツで初有人飛行に成功

ニュース画像 1枚目:初の有人飛行を行うVC200
© e-volo
初の有人飛行を行うVC200

ドイツ南西部のカールスルーエを拠点に、人が乗ることができるマルチコプターを開発している企業「e-volo」は、2016年3月30日(木)、同社が開発してきた有人マルチコプター「ヴォロコプター」の初の有人飛行に成功しました。

今回飛行に成功したのは、同社がアイデアの着想から約6年開発を続けてきた「ヴォロコプターVC200」です。2013年に無人飛行に成功した後、約2年半を経て2016年2月にドイツ連邦航空局から飛行許可証を受領、有人飛行を行う機体に、機体番号(レジ)「D-MYVC」が付与されました。

初飛行は「e-volo」の創設者であるアレクサンダー・ゾーゼルさんが自らの手で操縦を行い、ドイツ南西部のブルッフザール飛行場の敷地で垂直離着陸で飛行する様子などが動画で公開されています。動画では、通常のヘリコプターとは異なり、ローターが回転し始めてからの離陸するまでの時間や、着陸接地後に降機できるまでの時間が早い様子なども確認することができます。

今回有人飛行に成功したVC200は2人乗りの電動マルチコプターで、最高速度は時速100キロメートル、2018年の販売開始が予定されています。また同社は1人乗りタイプの「VC100」、4人乗りタイプの「VC400」の開発も計画しています。

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