A350-1000の最終組立完了、タイ、キャセイの組立も完了

A350-1000の最終組立完了、タイ、キャセイの組立も完了

ニュース画像 1枚目:トゥールーズの最終組立工場
© AIRBUS S.A.S.
トゥールーズの最終組立工場

エアバスはトゥールーズで製造しているA350のうち、タイ国際航空向けの初号機、製造番号「044」の「HS-THB」の塗装を終え、ロールアウトした様子をFacebookで公開しています。タイ国際航空は4機を直接発注、8機をリース契約しており、この機体はCITとのリース契約で導入するもので、2016年半ばに受領する見込みです。

エアバスのA350は、キャセイパシフィック航空向けの初号機「B-LRA」が初飛行を終えていますが、納入はゾディアックのシート不良の問題で延期されている状態です。状況が改善次第、この機材は納入される見込みです。

このほか、エチオピア航空向け初号機の製造番号「040」の「ET-ATQ」はすでに塗装も終了、さらにチャイナエアラインに引き渡しされる製造番号「049」の「B-18901」は最終組立が完了しています。

A350プログラムで、2機種目となる長胴型のA350-1000は、製造番号「059」が最終組立を完了し、今後はエアバスの塗装が施される予定です。A350-1000の試験飛行機は「059」をはじめ「065」「071」の3機体制で行われます。地上試験などを経て2016年末に飛行試験が開​​始され、2017年半ばにこの機種の1機目が納入されます。

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