アメリカ海軍は2016年4月13日(水)、バルト海に展開する駆逐艦ドナルド・クック(DDG-75)が航行する付近やその甲板をロシアのSu-24が近距離、低高度で飛行する様子をYoutubeで公開しました。これは4月11日(月)と4月12日(火)に発生した事案です。
DDG-75の甲板では、同盟軍のヘリコプターが甲板での着陸訓練と給油活動を実施していたもので、Su-24の通過時には安全性を確保するため、訓練が一時中断されました。
ドナルド・クックは4月12日、バルト海の公海を航行中に、ロシアのKa-27ヘリコプターが同艦の周囲を低高度で円を描きながら7回、周回するなど、ドナルド・クックの艦長は安全性に問題があるとしました。その後、Su-24が11回に渡り、艦艇近くを航過しており、ロシア語と英語で安全勧告を行ったにも関わらず、応答はありませんでした。
■U.S. Navy ship encounters aggressive Russian aircraft in Baltic Sea