デルタ航空は2016年4月29日(金)、A321を37機を追加発注し、ナローボディの機材更新を進めると発表しました。これはMD-88を更新するもので、旧世代のジェット機から燃料効率の良い機種に置き換えます。MD-88は116機を保有しており、デルタ航空はこの機種の退役を加速させます。
デルタ航空が購入するA321は、最新鋭のA321neoではなく、現行エンジンを搭載した機種です。これにより、A321は82機まで増えます。いずれも2019年までに納入される予定です。
このA321は、オーバーヘッドビンの容量が増加しているほか、最新の機内エンターテイメントを搭載、LED照明、110ボルトの電源、機内Wi-Fiなどが装備されます。デルタ航空は、同社初のA321の機体記号(レジ)「N301DN」を2016年3月に受領、5月2日(月)のアトランタ発オーランド着で営業飛行を開始します。
なお、デルタ航空は発注したA321の大半をアラバマ州モービル工場で製造する機体となる予定です。また、デルタ航空はA321以外に、A330-300を5機、A330-900を25機、A350 XWBを25機、受領する予定です。