ヴォルガ・ドニエプル航空は2016年4月28日(木)、南極観測を支援する運航で、190トン超の貨物を輸送したと発表しました。日本をはじめ、ベルギー、ドイツ、フィンランド、インド、オランダ、ノルウェー、ロシアなど、各国の南極観測プロジェクトを支援するDROMLANプロジェクトとして、ケープタウンとノボラザレフスカヤ基地をIL-76TD-90VDで結んでいます。
今シーズンは2015年11月4日から、ケープタウンを拠点におよそ4,200キロのノボラザレフスカヤ基地との間で輸送を実施しました。ケープタウンでは125トンを搭載、南極に輸送し、一方で南極では64トンを輸送しました。研究に必要な機材や物流を搭載し、計12往復便を運航しました。
DROMLANプロジェクトは、参加する各国の支出削減をめざして立ち上げられたもので、ALCIがノボラザレフスカヤ基地近くの滑走路の維持、飛行場への航空燃料の供給、気象状況の確認などから、人員輸送などを担っています。ヴォルガ・ドニエプルはこの輸送事業に協力しています。