エアバス、FAAからA350-900でETOPS-180認可を獲得

アメリカ連邦航空局（FAA）は2016年5月2日(月)、A350-900のETOPS-180を認可しました。ETOPSはエンジン2基の航空機で、1基が停止した場合に残る1基のエンジンで飛行し、安全に最寄りの空港に着陸するための時間制限です。FAAのETOPS-180の承認で、FAAの認可を受けた事業者が、180分以内に緊急着陸ができる空港を配置できる航路を運航出来るようになります。

この承認は、FAAのETOPS-300への認可条項が含まれており、エアバスはこの承認を取得後、ヨーロッパ航空安全庁(EASA)から認可を受けているETOPS-370にまで、認可レベルを引き上げる方針です。ETOPS-370では、ダイバートする最寄り空港が2,500海里以内となり、航空会社はより自由度の高い航路を選択することができます。

エアバスはアメリカの航空会社では、アメリカン航空からA350-900を22機、デルタ航空からA350-900を25機、ユナイテッド航空からA350-1000を35機を受注、今後納入する予定です。