ベルヘリコプター、V-280バローの主翼とナセルを胴体と接合

ベルヘリコプター、V-280バローの主翼とナセルを胴体と接合

ニュース画像 1枚目:主翼とナセルを胴体と接合
© Bell Helicopter
主翼とナセルを胴体と接合

ベルヘリコプターは2016年5月4日(水)、V-280バローの主翼とナセルを胴体との接合に完了したと発表しました。V-280は将来型統合垂直多用途機の技術実証プログラム(JMR-TD)で、テキサス州にあるベルヘリコプターの航空機組立センターで作業が進められています。

V-280は、敏捷性や速度、航続距離、ペイロードなどコストを抑えながら、要求を実現する次世代ティルトローター機です。V-22の30万飛行時間超の技術や経験を活かしながら、次世代機を開発しているものです。

今後、V-280の開発プログラムはそのパワーアップの検証作業を行います。また、機体には11月にもT64-GE-419エンジンを搭載する予定です。なお、開発計画では2017年9月に初飛行を予定しており、この成功を前提にフル・スケール・エンジニアリング、製造・開発(EMD)フェーズに入ります。

バローは巡航速度280ノット(528.6キロ)、戦闘航続距離500海里から800海里(926キロから1,482キロ)、戦略的展開可能距離2,100海里(3,889キロ)、乗員は11名から14名を想定しています。アメリカ陸軍のUH-60を更新する計画で、ホバリング機能と同時に、固定翼と同じ航続距離や効率性を確保する狙いです。

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