プラット・アンド・ホイットニー(P&W)は2016年5月9日(月)、ロシアのイルクートが開発を進めているMS-21(MC-21)に搭載するPW1400G-JMエンジンについて、アメリカ連邦航空局(FAA)の型式証明を取得したと発表しました。
PW1400G-JMエンジンは、三菱航空機のMRJ、エアバスのA320neoなどと同じPurePower PW1000Gエンジンの1つで、ギヤードターボファン(GTF)エンジンです。PurePowerエンジン・ファミリーはこれまでに58,000サイクル、35,000時間のテストを重ねています。
P&Wは、今回の型式証明で騒音削減、燃費向上、環境に優しいエンジンの開発で新たなマイルストーンで、MS-21の搭載に向けた大きなステップを乗り越えたとコメントしています。また、イルクートもこのマイルストーンに対し、開発するMS-21の燃費向上と環境性能に大きく貢献すると述べています。
P&Wはすでに2015年8月、初のPW1400G-JMエンジンをイルクートに納入しています。