エアバス・ヘリコプターズは2016年5月12日(木)、フランス国防装備調達技術庁(DGA)から、EC145ヘリコプター35機のアビオニクスの改修、アップグレードを受注したと発表しました。このEC145は内務省傘下の市民安全局(Sécurité Civile)が運用し、救難、捜索、医療活動の任務でフランス全土で使用されています。
この改修事業は、すべてのEC145に最新のナビゲーション規制に準拠し、安全性で最高レベルの能力を発揮できるアビオニクススイートが装備されます。LPV/SBAS、デジタル地図、GPSなどの機能を統合し、市民安全局の運用に最適化した装備で、運用への影響も最小限に留めた改修が行なわれます。
市民安全局は2015年の1年間、16,000飛行時間で約16,000人の救助に携わっており、24時間体制での任務にあたっていることから、影響を最小限に留めることも大きな要素になっています。