航空局、5月26日から大島/八丈島間の低高度のRNAV経路 正式運用を開始

航空局、5月26日から大島/八丈島間の低高度のRNAV経路 正式運用を開始

国土交通省航空局は2016年5月26日(木)から、小型機が飛行する低高度のRNAV経路を設定し、正式運用を開始します。この経路は、大島から八丈島間です。RNAV方式は、VOR/DMEなど地上施設からの電波を受信し、その電波発信源に向けて飛行する方式と異なり、GPSなどを利用して柔軟な経路を飛行する広域航法で、経路短縮などにつながり、利便性向上が期待されています。

今回の低高度のRNAV経路は「将来の航空交通システムに関する推進協議会(CARATS推進協議会)」で検討が進められてきたもので、捜索救難、災害派遣、人命救助活動などで活用される主にヘリコプターなど小型航空機の利便性、安全性の拡大が検討されてきました。

航空局では2014年5月29日から試行運用を実施しており、試行運用評価と運航者などと協議を経て、正式運用としたものです。これにより、伊豆諸島への迅速な捜索救難活動などの一助になるとしているほか、他の地域への導入も検討していく方針です。

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