ボーイングは2016年5月20日(金)、777Xコンポジットウィングセンター(CWC)のグランドオープニングの式典を開催しました。ペインフィールドに隣接するボーイングの各種工場の敷地内にオープンしたもので、10億ドル超を投資しています。
この施設は、最終組立ラインの北側に位置し、ボーイングが開発を進めている777Xに装備される世界最大の複合翼を製造します。CWCの建設は、竣工まで約420万時間を要し、ピーク時には1,700名のスタッフが作業にあたりました。
施設はフットボール場24面分に相当し、建物内には777X向けの主翼を製造する世界最大のオートクレーブが3基、備えられます。このオートクレーブは737の胴体2機分が入る容量となっています。
777Xは、世界で最も効率良いワイドボディ機となり、777-8Xが約350席超で9,300海里、777-9Xが約400席超で8,200海里の航続距離を目指しています。これまでに、777Xは、6社から320機の確定発注、覚書を獲得しており、2017年に製造を開始、商用機の初号機納入は2020年を目指しています。