ルフトハンザ・テクニークは2016年5月23日(月)、A350 VVIP機のコンセプト「ウェルカム・ホーム(Welcome Home)」をスイス・ジュネーブで開催されている「ヨーロピアン・ビジネス・アビエーション・コンベンション・アンド・エキシビション(EBACE2016)」で発表しました。
キャビンのコンセプトの中心は「人」で、搭乗中の健康と幸せをイメージする包括的なアプローチから開発されました。プライバシーを保ち、貴重な家族の時間を過ごすエリアを設け、すべてのコミュニケーション・チャネルの中心に置いています。
これはVIP顧客は多くの場合、非常に緊張した生活スタイルで、「ウェルカム・ホーム」のコンセプトは、移動時間が憩いのための時間となり、その環境を提供するデザインが採用されています。
設計ではこれまで、ボックスタイプの部屋を追加する方法を替え、要望があればプライバシーを保つことができるエリアを設けられるよう柔軟な空間を作りだすことから始められました。これにより、壁が少なくフレックスエリアはホテルのスイートルームに匹敵する大規模な風通しの良いプライベート空間を実現しました。オフィスが必要な場合は、いつでもプライベートな会話やビデオ会議ができる設備も備えます。
なお、このデザインはA350向けに開発されましたが、他のワイドボディ機への導入も同様のコンセプトで装備することも可能です。