ニュージーランド航空、機体検査に酪農のミルクタンク検査ロボットを採用

ニュージーランド航空、機体検査に酪農のミルクタンク検査ロボットを採用

ニュース画像 1枚目:Invert RoboticsのYoutube動画から
© Invert Robotics / YouTube
Invert RoboticsのYoutube動画から

ニュージーランド航空は2016年5月27日(金)、クライストチャーチ拠点のロボット企業のインバーティッド・ロボティックス(Invert Robotics)と提携、壁を昇るロボットを採用し、航空機のリモート検査を実施すると発表しました。この検査ロボットにはカメラを搭載しています。

このロボットは当初、酪農業界でミルクタンク内部の損傷を検出する遠隔制御検査装置として開発されたもので、リアルタイムに高解像度の映像から確認できます。ニュージーランド航空は、ミルクタンクの形状が航空機胴体に似ていると認識し、このロボットの技術を採用するきっかけになったとしています。

ニュージーランド航空は現在、落雷などのインシデントを受け、航空機胴体の上部を検査するため、エンジニアが最大8メートルの高さから確認する作業を行なっています。ロボットの導入では、人間の目ですぐに認識できない欠陥を特定し、地上から確認作業ができることで、航空機メンテナンスがいっそう安全、かつ安定した信頼性の高い作業になるとしています。

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