国土交通省は2016年5月31日(火)、全日空(ANA)が5月27日(金)に運航した羽田発高知着ANA561便の羽田空港への引き返しについて、重大インシデントに認定しました。737-800の機体記号(レジ)「JA85AN」で運航していた便で、運輸安全委員会が調査を開始しています。
このインシデントは5月27日、三浦半島上空を通過中に客室内の与圧システムに不具合が発生し、気圧が低下したことから引き返したものです。この気圧低下で、乗客乗員170名のうち乗客の女性1名が鼓膜を破る軽傷を負いました。
ANAはこれを受け、改めて陳謝しています。また、運輸安全委員会の原因究明に全面的に協力するとしています。
※当初配信の記事で機体記号が謝っておりました。訂正するとともに、お読みいただいた皆様にお詫びいたします。