アラスカ航空、アメリカ初のトウモロコシから生成したバイオ燃料で運航

アラスカ航空、アメリカ初のトウモロコシから生成したバイオ燃料で運航

ニュース画像 1枚目:アラスカ航空、バイオ燃料で飛行
© Alaska Airlines
アラスカ航空、バイオ燃料で飛行

アラスカ航空は2016年6月7日(火)、バイオ燃料・生化学会社のGevoが供給するトウモロコシから生成されたアルコール・ジェット燃料を使用し、シアトル発サンフランシスコ着のAS388便、シアトル発レーガン・ワシントン・ナショナル着AS002便を運航しました。アメリカでトウモロコシから生成したバイオ燃料を使用した商業飛行は初めてです。

アラスカ航空は、代替ジェット燃料の使用を推進し、炭素排出量の削減に取り組んでいます。Gevoのバイオ燃料は、航空機の性能に影響なく、コスト効率が高く、代替燃料として効果的だと、アラスカ航空では評価しています。

このフライトでは、バイオ燃料1,500ガロンを使用し、燃料全体に占める割合は20%でした。アラスカ航空では、今回のフライトは全体の温室効果ガス排出量への影響は少ないものの、シアトル発着便で使用する燃料の20%をバイオ燃料に変更した場合、自動車30,000台分のCO2排出量の削減に相当すると試算しています。

なお、トウモロコシから生成したバイオ燃料は、サウスダコタ州の農場で非食用として栽培されたもので、動物飼料向けに栄養タンパク質を分離し、残るものからデンプンからジェット燃料に変換しています。

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