中国海軍ドンディアオ級情報収集艦、北大東島の接続水域に入域 6月16日

中国海軍ドンディアオ級情報収集艦、北大東島の接続水域に入域 6月16日

ニュース画像 1枚目:海上自衛隊が過去に撮影したドンディアオ級情報収集艦「855」
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海上自衛隊が過去に撮影したドンディアオ級情報収集艦「855」

防衛省は2016年6月16日(木)15時5分ごろ、沖縄県北大東島の北の海域で、日本の接続水域に中国海軍ドンディアオ級情報収集艦1隻が入域したと発表しました。日米印共同訓練「マラバール2016」に参加する海上自衛隊の航空機3機を搭載した護衛艦「ひゅうが(DDH-181)」が確認しました。

このドンディアオ級情報収集艦「855」は6月15日(水)に、口永良部島付近で日本の領海を航行した艦艇です。6月16日は接続水域に入域後、16時ごろに出域が確認されています。

なお、6月15日のドンディアオ級情報収集艦「855」の領海侵入については、中国側が国際航行に使われる海峡で、事前通告や承認は必要なく、国際法にも違反していないと主張していますが、中谷防衛相は6月17日(金)の会見で「国際航行に使用されている海域に該当しない」と明言し、「中国側の独自の主張は、受け入れられない」と述べています。また、「無害通航」についても評価、分析しており、中谷防衛相はこれについても否定的な考えを示しています。

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