ヴォルガ・ドニエプル・グループは2016年7月7日(木)、イギリスのヘヴィメタルバンド「アイアン・メイデン」のワールドツアーで使用された747-400、機体記号(レジ)「TF-AAK」が整備のため、シャルジャーの格納庫に戻ってきたと発表しました。
「エド・フォース・ワン」の愛称で親しまれたこの機材は、ヴォルガ・ドニエプル・ガルフの格納庫で機体整備、客室の改修、塗装などが行われ、2月から世界各地を巡り、これまで世界45都市超を巡りました。各地でアイアン・メイデンのファンだけでなく、
航空ファンを楽しませてきましたが、ワールドツアーがヨーロッパに入り、コンサートは続いているものの、この機材を使った移動が終了したものです。
「エド・フォース・ワン」は4月に羽田空港へ飛来し、東京でアイアン・メイデンのコンサートが開催されました。また、ツアー途中には南米で牽引車と接触し、エンジン2基を損傷するというハプニングも発生しましたが、こうした出来事も楽しむかのようなツアーでした。
シャルジャーの格納庫では、「エド・フォース・ワン」の塗装を剥がし、客室の改修を行い、C整備を行った後、この機材を保有するエア・アトランタ・アイスランドの塗装が施され、同社の通常運航の機材となります。
■Iron Maiden - Goodbye Ed Force One