レオナルド・フィンメカニカは2016年のファンボロー・エアショー会場で、アメリカ沿岸警備隊(USCG)のC-27Jを展示しました。USCGは海上監視、麻薬密輸阻止、海上パトロール・監視、災害対応や捜索救助(SAR)任務に使用しています。
このC-27Jは、表面捜索レーダーや電気光学/赤外線センサー(EO/IR)、C4ISR(コマンド、制御、通信、コンピュータ、インテリジェンス、監視・偵察)、円形の監視窓などを装備します。これにより捜索や識別、目標の認識などの能力を強化しています。また、飛行中に各種センサーやレーダーでトレースした画像を国防省や国土安全保障省に送信できます。気象レーダーとNVG(ナイトビジョンゴーグル)なども搭載し、他の沿岸警備隊を支援する通信機器などを備えています。
レオナルド・フィンメカニカはカナダ次期固定翼救難捜索機にC-27Jを提案するなど、各方面に売り込みを行っています。