生まれ故郷ウイチタでB-29が60年ぶりにフライト 【動画】

生まれ故郷ウイチタでB-29が60年ぶりにフライト 【動画】

ニュース画像 1枚目:B-29、60年ぶりのフライト
© U.S. Air Force / Christopher Thornbury
B-29、60年ぶりのフライト

民間有志の団体「Doc's Friends」が修復していたB-29「Doc」が2016年7月17日(日)、1956年以来、60年ぶりにフライトしました。このB-29「Doc」は、カンザス州のボーイング・ウイチタ工場で1945年に製造されたB-29-20-BWスーパーフォートレスで、40年近くカリフォルニア州のモハーベ砂漠に放置されたあと、航空史研究グループが長年に渡り修復を手がけてきました。

この修復には、この機材を第2次世界大戦に製造されていた当時、18歳でリベット打ちを手がけており、現在は91歳のConnie Palaciozさんなども参加しました。また、第2次大戦時、B-29パイロットを務めていたCharles Chaunceyさんも修復を手がけてきた人たちに素晴らしい仕事をしてきたと賛辞を送っています。

マッコーネル空軍基地に所在する第22空中給油航空団(22nd Air Refueling Wing)は、そのルーツを朝鮮戦争時に出撃した第22重爆撃群(22nd Bombardment Group)にさかのぼることができ、同基地でのB-29のフライトはこれが初めてとなりました。

なお、公開されている動画ではコクピットの様子を確認でき、離着陸時のスピードやパイロットの操作風景を見ることもできます。

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