朝日航洋、航空レーザー測深機をヘリコプターに搭載・計測 国内では初

朝日航洋、航空レーザー測深機をヘリコプターに搭載・計測 国内では初

朝日航洋は2016年7月15日(金)、水中の三次元地形計測ができる航空レーザー測深機、ライカ社製キロプテラⅡを導入すると発表しました。航空レーザー測深機は、陸上部を計測する近赤外レーザーと水中を計測する緑色レーザーを同時に照射し、陸上部と水中の三次元座標を計測するシステムです。このシステムを日本国内でヘリコプターに搭載、運用するのは同社が初めてです。

水中の地形測量は、測量船での測量が必要ですが、船が進入できない浅瀬などでの計測などに対応、水質次第ですが、水深十数メートルまで対応でき、河川や浅海部などの計測と作業効率の向上が期待できます。

水陸を同時の計測では、シームレスな水陸の三次元地形モデルの作成もでき、座標の情報、フルカラー画像データも取得できます。

朝日航洋ではヘリコプターを活用することで、固定翼機と比べ、機動力に優れ、河川など蛇行している対象を効率的に計測でき、低高度、低速での航行が可能で、高密度の三次元座標の計測ができるとメリットを説明しています。

現在、ヘリコプターへ航空レーザー測深機を搭載する修理、改造を進めており、実証テストを経て、秋から試行運用を開始します。

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