AW609、2018年の型式証明取得に向けフィラデルフィア施設を整備

AW609、2018年の型式証明取得に向けフィラデルフィア施設を整備

ニュース画像 1枚目:フィラデルフィア施設に到着したAW609
© Leonardo-Finmeccanica
フィラデルフィア施設に到着したAW609

レオナルド・フィンメカニカは2016年8月11日(木)、同社のフィラデルフィアの施設にAW609ティルトローター機の試験飛行初号機がアメリカ・フィラデルフィアの同社施設に到着したと発表しました。レオナルドはAW609の最終組立ラインを、フィラデルフィア施設を加え、イタリアのヴェルジャーテ施設とあわせ量産します。

AW609は量産化へ向けた体制構築を進めており、フィラデルフィア施設はアメリカ連邦航空局(FAA)から型式証明の取得、高い品質の航空機の製造、安全要件を満たす施設として製造証明の取得をめざします。

なお、このFAAからの証明取得とあわせ、既に展開しているレオナルドのイタリア、イギリス、ポーランドの施設もAW609プログラムで重要な生産拠点としての役割を担います。

AW609は、アメリカ連邦航空局(FAA)から型式証明の2017年中の取得をめざしていましたが、これを2018年に後倒しし、認証過程をスムーズに進めます。AW609試験飛行初号機は近くイタリアに戻される予定ですが、イタリアで組み立てられた別のAW609試験機で地上試験などを終えた後、フィラデルフィアに送られ、試験飛行を行います。また、2017年にはフィラデルフィア施設で組み立てられた試験機がテスト飛行に加わる計画です。

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