サウディアは2016年8月18日(木)、同社が発注したA330リージョナル初号機をトゥールーズで受領すると発表しました。機体記号(レジ)「HZ-AQ11」で、サウディアはこの派生系のローンチカスタマーで、計20機を受領する予定です。
A330-300リージョナルは短距離を中心に国内線やリージョナル路線で主に使用する機材で、A320ファミリーなど単通路機より多くの旅客輸送向けの機材です。このA330-300リージョナルは、最大400席を装備でき、主に3,000海里、5,550キロメートル以内で飛行し、重量は約200トンが減少しています。
サウディアでは、座席あたり26%の運航コスト削減を見込んでおり、座席数を多く確保できながら、サウジアラビア国内線やリージョナル路線に投入する適切な機材として選定されました。
この機材には、ビジネスクラスの装備をはじめ、各所で収納も多く確保されており、機内エンターテインメントサービス、Wi-Fiネットワークの提供、高精細モニターを装備し、フライト中の旅客の過ごし方にも配慮された仕様となっています。
なお、サウディアはこの機材導入とあわせ、新たな国際線の就航や増便を計画しています。