防衛省統合幕僚監部は2016年8月22日(月)、陸上自衛隊と航空自衛隊による「平成28年度 第1回在外邦人等輸送訓練」を8月23日(火)から9月1日(木)の日程で実施すると発表しました。
この訓練は、在外邦人などの輸送に係る部隊の国外展開や活動能力の向上、自衛隊と米軍との連携強化などを目的として実施されるものです。宇都宮駐屯地と小牧基地、また、ソマリア沖海賊対処の活動拠点として自衛隊が展開するジブチ共和国で実施されるほか、ジブチと日本を結ぶ経路、空域で実施されます。
期間中、国外根拠地への展開及び撤収要領に関する事項や、現地における陸上輸送、航空機への誘導、退避行動などに関する内容で訓練が実施されます。また、在外邦人などの輸送に係る自衛隊とアメリカ軍との連携、調整要領の確認などが実施される予定です。
訓練には、防衛省の統合幕僚監部、陸上幕僚監部、航空幕僚監部、情報本部から人員約10名が参加するほか、航空自衛隊からは航空支援集団の人員約70名と1機のKC-767、陸上自衛隊からは中央即応集団などの人員約70名が参加します。