テキストロン・アビエーション傘下のセスナ・エアクラフトは2016年8月23日(火)、セスナ・サイテーション・ロンジチュードで初めて、エンジンの試験運転を行なったと発表しました。ロンジチュードには、ハネウェルのHTF7700Lターボファン・エンジンを搭載しており、近く実施する初飛行に向けた大きな通過点になったとコメントしています。
試験運転は、エンジン始動、燃料システムやオートスロットル、アビオニクスのインタフェース、電源系統や油圧システムの機能性を検証したものです。セスナ・エアクラフトは初飛行に向け引き続き、ロンジチュードの機体で機能や構造の一連のテストを行うとしています。
同社はこのロンジチュードの開発について発表から6カ月で胴体と主翼の接合を行い、6月に初めて電源投入を行い、それに続くエンジンの試運転と続いており、新製品の開発速度もアピールしています。
セスナ・サイテーション・ロンジチュードは、巡行時の客室の気圧が5,950フィート、約1800メートルと快適さが保たれた空間を提供します。あわせて高速インターネットやエンターテイメントシステムを標準で提供するなど、最先端の客室装備を備えます。