ロッキード・マーティンは2016年8月24日(水)、航空自衛隊向けF-35A「AX-1」が初飛行したと発表しました。尾翼に機体番号「69-8701」が記されたF-35Aの画像も公開されています。
初飛行はロッキード・マーティンのF-35テストパイロット、ポール・ハッテンドーフ氏が操縦し、同社フォートワース工場を11時12分に離陸、12時46分に着陸と、1時間34分に渡る飛行でした。
航空自衛隊は42機のF-35Aを導入する計画で、アメリカ政府と海外有償軍事援助(FMS)契約での導入です。このうち、「AX-1」から「AX-4」はフォートワースで組み立てられ、2016年末までに納入される見込みです。残りの38機は愛知県の三菱重工小牧南工場内に設けられたF-35の最終組み立て検査施設「名古屋FACO」で組み立てられます。この完成作業もすでに進められています。
なお、航空自衛隊向けのメンテナンス訓練はフロリダ州のエグリン空軍基地で始まっており、空自F-35パイロットの訓練は2016年11月からアリゾナ州のルーク空軍基地で開始する予定です。