大韓航空航空宇宙事業部(KAL-ASD)は2016年9月21日(水)付けで、ボーイングと500MD無人ヘリコプターの開発について、合意覚書(MOA)を締結したと発表しました。
MOAによると、ボーイングは飛行制御やそれらに関連するデータ、試験評価についての技術サポートを提供します。また、大韓航空とボーイングは、海外販売に向けた共同マーケティングプログラムを展開します。
KAL-ASDは、2014年から2016年5月にかけて、韓国空軍を退役した500MDヘリコプターを改造し、無人ヘリコプターとして開発を進めていました。この開発成功を受け、大韓航空は500MD無人ヘリコプターの無人武装ヘリコプターへ改造する新たなプロジェクトを2017年まで実施します。
開発される新たな500MD武装無人ヘリコプターは、昼夜を問わず偵察、監視任務に従事するだけでなく、最前線でヘリコプターの使用など、即応体制が求められる場面での使用が期待されています。
KAL-ASDは、この契約により、韓国だけでなく国際市場でも無人ヘリコプターの事業機会を創出することができるとしています。