2016年10月15日(土)と10月16日(日)の2日間、アメリカ・ラスベガスのラスベガス・モーター・スピードウェイで「レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ 2016ラスベガス」が開催されました。
2日間の大会期間中、会場では常に強風が吹き、10月15日(土)の予選は完全中止、10月16日(日)の決勝戦は初戦の「ラウンド・オブ14」の途中で中止が発表されました。ラスベガス大会はエアレース2016年シーズンの最終戦として開催されたものでしたが、大会中止により各レーサーの評価ポイントは換算されず、2016年シーズンはインディアナポリス戦を最後に幕を閉じた形となりました。
途中まで実施された「ラウンド・オブ14」で室屋選手は、スロベニアのピーター・ポドランセック選手と対戦、後攻の室屋選手は2秒のペナルティにより敗れていました。
室屋選手は年間順位で3位以内に入ることを目標に試合に臨んでいましたが、2015年シーズンと同じ6位でシーズンを終えました。総合獲得ポイントは31.50で、2015年の23ポイントから8.50ポイント上昇しました。
室屋選手は「総合3位に届かなかったのは、最終戦がキャンセルされたからではなく、それまでのレース結果の積み重ねですから」とコメントしています。なお、2016年の年間総合優勝は、インディアナポリス戦終了時点でドイツのマティアス・ドルダラー選手に確定しています。
2016年シーズンを終えた室屋選手は、11月3日(木・祝)に福島県福島市の農道離着陸場「ふくしまスカイパーク」で「室屋義秀 SEASON END MEETING 2016」を開催、応援やサポートに感謝を込めたファンミーティングが実施されます。