JAXA、イプシロンロケット2号機の射場作業を開始 機体を組み立て

JAXA、イプシロンロケット2号機の射場作業を開始 機体を組み立て

ニュース画像 1枚目:内之浦宇宙空間観測所へ向けて出発する ジオスペース探査衛星
© JAXA宇宙科学研究所
内之浦宇宙空間観測所へ向けて出発する ジオスペース探査衛星

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2016年9月26日(木)、文部科学省の科学技術・学術審議会として開催された「宇宙開発利用部会」で、2016年度中の打ち上げを予定しているイプシロンロケット2号機の打上げ準備状況を公表しました。イプシロンロケット2号機は、2013年に鹿児島県の内之浦宇宙観測所から打ち上げられた試験機の強化型として開発されているものです。

2016年度内に2号機で打ち上げが予定されているジオスペース探査衛星「ERG」と、3号機で打ち上げが予定されている高性能小型レーダ衛星「ASNARO-2」の両機が、試験機で打ち上げられた惑星分光観測衛星「ひさき」よりも、それぞれ投入軌道の高軌道化、衛生搭載領域の拡大化が必要なため、これらの強化を合わせて実施、2号機からこの強化仕様を適用します。

9月26日(木)の公表によると、2号機は内之浦宇宙観測所の射場へ、推進系が備わる各段のモータ搬入が完了し、格段ごとの組み立てと点検が実施されています。10月3日(月)には、2号機に搭載されるジオスペース探査衛星が神奈川県のJAXA相模原キャンパスから出発、大型特殊トレーラーで内之浦宇宙観測所へ輸送されています。

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