広島県、広島空港の空港経営改革でコンセッション実施 方針を策定へ

広島県、広島空港の空港経営改革でコンセッション実施 方針を策定へ

広島県は、2016年10月11日(火)、広島空港の空港経営改革としてコンセッションを実施し、同空港の活性化を図る方針を示しました。広島県空港振興協議会から9月上旬に、同空港の民営化提言を受け、広島県議会での議論を受け、方針を決定しました。

広島県は今後、基本方針の策定に入り、それを踏まえた上で国などとも議論を進めていきます。このコンセッションは、地域の声を反映した空港活性化を実現するよう提言を受け、こうした考えを反映させた「広島空港の経営改革に係る基本方針(仮称)」として、実施スキーム、導入スケジュールを策定します。

基本方針は、広島空港の活性化に向けた基本的な方向性、空港経営改革を通じて目指す広島空港の将来の姿、時期と空港経営改革の導入時期、空港活性化に向けた県の空港振興施策として導入までの県の具体的施策と導入後の県の役割などを定めます。

また、広島県では同空港へのアクセスも課題としていますが、以前から検討されているJR白市駅から軌道系アクセスについては、現時点では実現に至らず、バスの利用を含めて定期便の運航にあわせたスケジュールで、便数を増やす対応など柔軟な運営ができるとしており、状況が変わり次第、改めて対応を考える方針です。また、民営化によるネットワーク拡充は、アジアを中心に格安航空会社(LCC)による需要創造への期待を寄せています。

今後のスケジュールとしては、2016年12月頃までに基本方針案を整理し、パブリックコメントを行い、2017年3月頃に基本方針の策定となります。

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