日本の機械メーカーで、主に航空機のフライト・コントロール・アクチュエーターを生産するナブテスコは2016年10月5日(水)、岐阜県垂井町の同社岐阜工場敷地内にアクチュエーター工場を新設すると発表しました。
ナブテスコ岐阜工場は、航空機器の研究開発や製造を担当する工場です。10月現在、フライト・コントロール・アクチュエーター・システム(FCAS)に使用される中核部品である電気油圧サーボバルブ(EHSV)専用工場、表面処理工場の建設が実施されており、アクチュエーター工場はこれらに続いて建設されます。
新設するアクチュエーター工場は、新たに取得する約2万平方メートルの土地に建設される予定で、建屋面積は約7,200平方メートル、2018年度の完成を目指しています。新工場では現在開発されている737MAX、777X向け製品に加え、MRJ向けの向け製品の量産対応を行うとしています。
また新工場は、需要拡大を見据えた一貫生産体制の構築し、地中熱や太陽光発電などの先進環境技術が積極的に採用される予定です。
