ベルヘリコプター、青森県防災航空隊のBell 412EPIをPR 日本で運航開始

ベルヘリコプター、青森県防災航空隊のBell 412EPIをPR 日本で運航開始

ニュース画像 1枚目:青森県防災航空隊のBell 412EPI 「JA16AM」
© ベルヘリコプター・テキストロン
青森県防災航空隊のBell 412EPI 「JA16AM」

ベルヘリコプター・テキストロンは2016年10月12日(水)、国際航空宇宙展で青森県に納入されたBell 412EPIが、日本での運航を開始したと発表しました。この機材は青森県防災航空隊に2016年3月に納入された機体記号(レジ)「JA16AM」です。

青森県は1995年に防災ヘリコプターの運航を開始し、「JA6750」を納入し、この際はBell 412EPを日本で初めて導入、今回のBell 412EPIも日本で初めての運航者となりました。この機材は防災ヘリコプター「しらかみ」で、「JA16AM」の就航式は7月20日(水)、青森空港で開催され、8月から任務に就いています。

防災ヘリコプター「しらかみ」を運航する青森県危機管理局消防保安課の前田基行課長は、「初代の412EPは、21年にわたり高い安全性と確かな信頼で活動を行ってきました。特に、山間部でのホイスト救助によるストレッチャーの機内引込み時など、412EPの扉の大きさが非常に機能的でした」とコメントし、新機種の412EPIでも、初代同様の扉の大きさと安定したホバリング性能を活かした迅速な救助活動を目指すとしています。

このBell 412EPIは完全統合型グラスコクピット「BellBasiXPro」を採用し、飛行情報を一目で把握することができ、パイロットの状況認識性が改善され、安全性の向上につながるよう設計されています。

また、ベルヘリコプターは富士重工と協力し、陸上自衛隊のUH-1Jの後継となる新多用途ヘリコプターUH-Xについて、Bell 412EPIをベースに開発します。

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