川崎重工、H145/BK117D-2の国内販売を開始 販売体制も強化

川崎重工、H145/BK117D-2の国内販売を開始 販売体制も強化

ニュース画像 1枚目:川崎重工 H145 / BK117D-2
© Kawasaki Heavy Industries
川崎重工 H145 / BK117D-2

川崎重工は2016年10月12日(水)、エアバス・ヘリコプターズと新たに共同開発したヘリコプター「H145 / BK117D-2」の販売を開始すると発表しました。国内市場では、従来通り川崎重工による直接販売に加え、エアバス・ヘリコプターズ・ジャパンを販売代理店に指名し、販売体制を強化します。

「BK117 D-2」は、従来型「BK117 C-2」の多用途性に優れた後部の観音開きカーゴドア、400万飛行時間を超える運用実績のあるローター駆動系統などの特長を継承しながら、飛行性能や安全性を向上しました。

性能面の改善では、ホバリング性能は高出力エンジンの採用、メイン・ギアボックスの改良でホバリング性能が大幅に向上しているほか、新型の自動操縦装置と最新の統合計器の採用で、パイロットの負荷が低減しています。さらに、ダクテッドファン方式の新型テール・ローターを採用し、クラス最高の静音性が実現しています。

また、安全性能では電子制御式エンジン搭載と高出力のエンジンの採用で、エンジントラブルが起きた場合にも、これまでより安全な飛行が可能です。また、エンジン耐久性の向上から、メンテナンス・インターバルを延ばし、維持費の低減を実現します。

BK117ヘリコプターは、救急医療、消防・防災、警察、報道、人員輸送、物資輸送などで使用、川崎重工から172機を納入、エアバス・ヘリコプターズの納入分を合わせ、全世界で1,200機以上を納入しています。

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